Blenderで作る3Dプリントデータ

3Dプリントのお話

どうも♪3Dクリエイターの由椰です🐶
今回は3DCGを作成する無料ソフト『Blender』を使って3Dプリントするデータも作れちゃうよ!!
というお話をしていきます♪

Blenderのような3DCGソフトを使ってモデリングしていると、自分の作ったデータを3Dプリントしてみたいと思う事ありませんか?👀
自分の作った可愛いキャラクターやカッコいいオブジェクトが現実の世界に現れて手に取れるなんて嬉しすぎますよね🥹💕

3Dプリントと言えばCADソフトを使うイメージがあると思うのですが、実はBlenderでも十分データを作ることができちゃうんです✨
ちなみに私はCAD系のソフトは一切使わず、Blenderだけで3Dプリント用のデータを作成しています!!!(スライサーソフトは別ねw)
ただし、Blenderは3DCGを作るソフトだけに気を付けなければいけない点もいくつかあります。

そこで今回は普段Blender等の3DCGソフトでモデリングしているヒトが、『3Dプリントしてみたい!!』と思った時に陥りやすい、3Dプリント用データを作る際の注意点をご紹介していきます!!
これを見て自分だけの3Dプリント作品を作ってみてください😁✨

ちなみに『自分で3Dプリント用のデータに改編するのは面倒だなぁ💦』という方のために、3Dプリント用に改編するサービスも承っております✌
もしご興味があれば、当ホームページのお問い合わせ、もしくはSNSのDMよりご連絡ください♪

スムーズシェイドはNG

Blenderを使って3Dモデリングしているヒトのほとんどが使っているであろうスムーズシェイド。
実は3Dプリントする際は使えないのです💦
スムーズシェイドは、実際には少しゴツゴツしていたりボコボコしている物を滑らかにみせてくれる処理です。そのおかげで3DCGではデータが軽い状態で綺麗な見た目を作ることができます。
誤解を恐れずにいうと、画像処理によって実際とは違う姿を見せている状態です!!

しかし3Dプリンターでプリントする場合は現実世界が舞台になるので、画像処理なんて方法はありません。つつみ隠さずそのままの姿があらわになってしまいます😶‍🌫️

今回説明のために、VRoid Stadioでモデルを作成してきました。テンプレートをいくつか選ぶだけで2~3分でこんなに立派なモデルができちゃうなんてVRoidってホントスゴイ💦

それではこの子のデータをスムーズシェイドのあり・なしでチェックしてみます!!

ご覧のようにスムーズシェイドをなくしたら、ボコボコになったのがおわかりですよね💦
実際に3Dプリントする際には後者のカタチでプリントされてきてしまいます。
このあたりを踏まえて、サブディビジョンサーフェスを使ったり、スカルプトを使ったりして表面を綺麗に整えてもらえたらと思います✌

ぶっさし厳禁

モデリングをやり込んでる人ならあまりないのかもしれませんが、よくありがちなのがぶっさしです!!
このあたりについては下記のブログで詳しく説明しているので、そちらを見てもらえたらなぁと思います♪

オブジェクト内は何もなし

先ほどのぶっさし厳禁と似ているのですが、3Dプリントする場合には造形物の中に物があってはいけません。
アバターとかを作る人の場合、顔の中や体の中に別の表情で使う目やマーク、小物などを仕込んでいる人も多いのではないでしょうか?
こういったものは全て消しておかなければいけないので、忘れないようにしてくださいね🤗

私のアバター焼太くんは仕込みがあるので、3Dプリントするなら消す必要あり!!

1つの塊に

3Dプリントをする場合には、その造形したいモデルが1つの塊になっていないといけません。
と言っても何のことかわかりにくいと思うので、先ほどのVRoidのモデルで説明していきます👍

実はVRoidのモデルって、顔と頭(体)のオブジェクトが分かれてるんです!!
こうのように別々のオブジェクトに分かれていると3Dプリントはできません。
実際ソリッドモードにしてよ~~~~く見ると、隙間があいていたりするんです!!!

顔以外にも耳が別になっていたり、服や履物が別になっていたりと、3Dプリントしようと思うとそのままできないところが多々あります。
アバターであれば全く問題ないのですが、プリントするためには完全にくっついて隙間のない状態にしないといけません。

よく言われる表現ではありますが、中に水を入れたときにどこからも水が漏れないような状態を作るように意識してみてください🚰

薄い構造は厚みを持たせる

3DCGと3Dプリントする世界で大きく違うのは厚みという概念ではないでしょうか?
例えば先ほどのところで顔が別オブジェクトになっているというお話をしました。例えばこの顔部分だけを使ってお面を作るとします。

3DCGでは顔以外の部分を消してしまえば完成です。ただし、画像のようにその表面は膜のようにとても薄い構造になっています。
これでは3Dプリンターでプリントすることができません。どのくらいの暑さでプリントするかという情報が抜けているからです。

こんなときはソリッド化を使って厚みをつけるのが簡単👍
私はよくソリッド化を活用しています😊

chituboxに取り込むと小さくなる

これは完全にバグだと思うのですが、Blenderで作ったデータをSTLやOBJにしてスライサーソフトのchituboxに取り込んだときに、出力物がめちゃくちゃ小さくなるんです💦

Blenderでは10cmで出力したんですが、こんなに小さくなっちゃうの💦
curaではこうならないので、謎のバグなんですかね😢

なのでchituboxを使う場合は、実際のプリントサイズを主導で入力してあげましょう!!!

まとめ

今回はBlenderで3Dプリント用のデータを作る際の注意点についてご紹介しました🤗

3DCGのモデリングと3Dプリントでのモデリングが大きく違うことはご理解いただけたと思います♪
CADソフトであれば、あまり意識しなくて済むことも3DCG作成ソフトのBlenderでは意識しないといけないことは沢山あります。
しかしその代わりにカッコいいフィギュア等のモデリングをするのにはCADよりも適しているのではないでしょうか🥰
無料ソフトのBlenderで3DCGだけでなく3Dプリントをしちゃうという楽しさも感じてもらえたら嬉しいなぁと思っています♪

今回ご紹介したこと以外にも3Dプリントをしようとしたときに困ってしまうことがあるかもしれません。そんなときのために、3Dプリンターを使う人のためのオンラインコミュニティ『3Dプリントピア』があります!!!
3Dプリントをされる方は是非ご参加いただけたら嬉しいです♪
是非下の画像をタップしてコミュニティにご参加くださぁ~~~い💕

ということで今回はここまで!!
今日も3Dつくっちゃお~~~!!!